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小暑(しょうしょ     20170707日(旧暦0614日)05:50

鳥居
 昨年、嘉義から西海岸の東石郷副瀬に向かう途中、朴子市内で立派な「鳥居」が立っているのをみつけ、あわてて車を戻して写真を撮った。
 鳥居とは、日本の神社で日常空間と神域との境を示す標識である。似たようなものは世界各地にある。台湾でよくみかける牌楼も同じ役割を持つものだろう。あるいは牌楼は日本の鳥居の起源かもしれない。
 朴子の鳥居に私が注目したのは、石造りのその姿が大きく美しいこと、また市街地の芸術公園入口に位置していることだった。これほど立派な鳥居は日本以外では珍しいのではないか。この公園は日本統治時代の東石神社という。当時の鳥居を保管していたの か、あるいは最近になって再興したものなのか。いずれにしても日本による統治の象徴ともいえる鳥居がこのように堂々と残されていることに私は驚いた。調べてみると、朴子のように立派なものは少ないが、台湾各地に日本統治時代の鳥居がいまも残っている。大陸では考えられないことだ。

 台湾でも鳥居に対して不快感を抱く人はいると聞く。最近も台中で鳥居の復元計画について反対論が出たという。ただ、朴子の鳥居をみれば、多くの住民があまり抵抗を感じることなく受け入れているようだ。。
   最近、日本人観光客に人気がある台南の林百貨の屋上にも鳥居がある。こちらは林百貨の再開店に合わせて整備・再現されたものという。戦争中に空襲を受けたそうで、一般的な鳥居とは少し違う形状をしている。林百貨のように、観光、集客の舞台装置として鳥居が再現されることは今後も続くのかもしれない。将来の台湾の若者や子供たちは、鳥居は台湾固有のものと思うようになるのだろうか。
 写真は朴子芸術公園の鳥居、札幌の伏見稲荷神社の鳥居と台南林百貨店の屋上鳥居。

 

鳥居

    去年我從嘉義往西海岸的東石鄉副瀨村途中,發現朴子市內立有壯觀的「鳥居」,趕快把車調頭回去、拍了照片。

    所謂鳥居,是日本的神社用來區隔日常空間與神域的界線標誌。在世界各地有許多類似的東西。在台灣常看到的牌樓,應該也有相同的作用吧。也或許牌樓是日本鳥居的起源也說不定。

       朴子的鳥居之所以引起我的注意,是因為它石造的姿態壯大又美觀,還有位處於市區的藝術公園入口處。像這樣雄偉的鳥居,在日本以外應該是很稀奇的。這個公園是以前日本統治時代的東石神社。這是當時留存下來的,抑或是最近才再重建的呢。不管如何,可以說是日本統治象徵的鳥居,能像這樣堂堂地留存著,讓我很驚訝。調查後發現,雖然像朴子的鳥居一樣雄偉的很少,但在台灣各地現在還是留有些日本統治時代的鳥居。這在大陸是難以想像的。

       我聽說在台灣也有人對鳥居的存在感到不舒服。最近在台中也出現了對鳥居復原計畫的反對聲音。但看到朴子的鳥居,多數的居民好像對於它的存在並沒有抗拒地接受了它。

       最近,受日本觀光客歡迎的台南林百貨,屋頂也有了鳥居。這是為了配合林百貨的再開幕而做的整理・重現。因為在戰爭中受到空襲之故,所以和一般的鳥居的形狀有點不同。像林百貨這樣,為了當做觀光、攬客舞台裝置而重現鳥居的事,今後或許還會繼續出現。將來的台灣年輕人或是孩子,會不會就認為鳥居是台灣本來就有的東西阿。

    照片是朴子藝術公園鳥居、札幌伏見稻荷神社鳥居和台南林百貨的屋頂鳥居。

                                                          

小暑(しょうしょ)

小暑/24節氣之11

Xiaoshufirst term of hot season/the 11 th of the 24 solar terms

鳥居(とりい)

鳥居

Torria gateway(at the entrance to a Shinto shine)

神社(じんじゃ)

神社

Shinto shirine           

神域(しんいき)

神域

the holy precincts

 

DSC00052.JPG

DSC00115.JPG

林百貨頂樓神社.JPG

 

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    陸田三郎 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()